野球の試合中ヘッドスライディングでのケガにプライトン固定で早期改善

Last Updated on 2020年1月20日 by mana-bsd

初診時には痛みだけが突出していて骨折の疑いもありましたが、特殊なプライトン固定をし10日程で治癒した症例です。

 

ヘッスラで親指が地面に引っかかり勢いついたまま過屈曲

13歳 男性

野球の試合中にケガをし、当日に来院されました。

 

症状

・左親指の第2関節を押した時の痛みが強い
・左親指の付け根にある膨らみ(母指球)がパンパンに腫れている
・指を曲げた時の痛み

親指の比較母指球の腫れ

 

処置前の説明

処置の前に、親御さんも一緒に説明を受けていただきました。

『症状の中で痛みが突出して強いことを考えるとレントゲン検査の必要性はあります。
骨折しているかどうかを実際に確認し納得したいようなら受けるべきです。
たとえ骨折があっても微小なものなので、こちらで処置をしても問題なく良好な結果にはなります。』

骨折と言っても、ちょっとヒビが入っているか小さく欠けてるかという判断です。
それ位であれば、固定を含めた処置さえ正確にできれば、治り方には支障ありません。

むしろ骨折がなくても固定がヘタッピだと経過が悪くなることさえあるんです。

親御さんにも納得していただいた上で、マナ接骨院で処置していくことにしました。

 

処置

親指を曲げた時の痛みと膨らみの腫れが強かったため、痛みの出る動きの制限をする為に『母指球安定型プライトン』を作成しました。

この固定法は、BFI研究会代表の三上先生が考案したニューロフィクスによる形状です。

作成にはコツが必要ですが、とても優れた固定具です。

プライトン 採型前固定の型取り後

 

実際に指にはめた感じが下の写真です。
この上から包帯を巻きます。

固定具をはめた様子

ケガをした関節と膨らんでいる部分(母指球)全体を覆っているので、固定力だけではなく患者さんの安心感も大きいです。

この固定はケガだけではなく、バネ指にも応用が利くので重宝しています。

 

初診日以降の経過

受傷から4日目、3回目の来院の時点で親指を押した時の痛みはなくなり、腫れも引いていました。

5日後の4回目の来院時には、まったく問題なく改善していた為『治癒』となりました。

初診時の痛みがウソのようにあっけなく良くなりました。

 

まとめ

ケガをした時のレントゲン検査は色んな意味で大切だと思います。

ですが、診断ができても説明や固定の技術が伴っていないと経過に影響が出てしまいます。

ケガの予後でもっとも注意しなければいけないCRPSについて詳しく知っている所への通院が好ましいですね。

BFI研究会では痛みについて様々な角度から臨床研究に当たっていますので、候補の一つとしてお考え下さい。

 

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