ある朝、テレビからEXILIのTRTSUYAさんが《膝蓋骨亜脱臼症候群》でパフォーマンスを控えると聞こえてきました。
思わず呟いてしまったのが「またかよ」でした。
とりあえず《膝蓋骨亜脱臼症候群》とは?
なかなかいい情報がありませんでしたが、こちらをご覧ください。⇒松田整形外科記念病院
1度はケガによる完全脱臼が発端となることが前提ではありますが、そこがわかってこないです。
完全な脱臼と亜脱臼は違いますし、症状とイコールでもありません。
本当に亜脱臼してるのか、しょうがなくついた診断なのかで経過が変わる
実際、メディアに出ている情報だけでは確実なことはわかりません。⇒ORICON NEWS
【コメント】
2年前から膝に違和感があり、度々病院での処置を受けたり、トレーニングを変えたりと、自分の身体と向き合いながらパフォーマンスをしてきましたが、今年の2月にEXILEのツアーを終えてからも、なかなか膝の状態が改善されない現状を受け止め、少しの間ダンスなどのパフォーマンスを控え、治療を行うことに致しました。
TETSUYAさんにとっての違和感がどのようなものだったか想像の域を出ませんが、すごい痛いって印象は受けませんね。
本当に脱臼癖があるのなら手術も選択肢の一つでしょう。
ただそうではなくて、膝の違和感の原因がわからなくて膝蓋骨(お皿)の可動性が大きいだけだとしたら・・・
無駄に不安を与えるだけの【ゴミ箱診断】ということになってしまいます。
まったく別のところに原因があってきちんと対処すれば治るものなのに、なんだか難しそうな診断名で説明も曖昧でこのまま復帰できるか不安な日々を過ごしてしまうようならTETSUYAさんがかわいそうです。
体操選手とかバレリーナの身体の柔らかさって病気ですか?
生まれつき関節が柔らかい人っています。
先天性関節弛緩症という名前はありますが、たまにテレビに出てくるメッチャ体が柔らかい人いますよね?
あの人たちみんな何かしらの症状あるんでしょうか。
新体操の選手やバレリーナのありえない柔軟性は異常ですか?
僕がここで伝えたいことは、形態異常(骨の変形や軟骨のすり減り)や個体差をすぐに症状と結びつけてはいけないという事です。
痛みの業界では、この切り離す視点が極端に弱いんです。
膝だけではなくもっと色んな背景を把握することができたら、また違った診断も出てくるかもしれませんね。
トレーニングの量と質を変える事と痛みの改善は関係ない
スポーツ選手なんかでも良くあることですが、故障をすると筋肉でカバーしようとしますよね。
ですが、筋肉で解決するほど人間の骨や関節は弱くありません。
トレーニングで痛みが良くなるのは、筋肉がついたからじゃなくて行為そのものをポジティブに捉えたからなんです。
不安なままやっても嫌々やっても効果は上がりません。
この辺をトレーナーが理解できないとオーバーワークになってしまう恐れがあります。
結果、肝心の症状が悪化する事だってあるんです。
もっと痛みの本質を知る努力は必要だと感じてます。
まとめ
情報量が少ないので確実なことは言えませんが、本当に脱臼によるものであれば手術が必要になることも考えられます。
ですが、実はそれ以外に原因があるとすれば痛みのソフト論(脳と痛みの関係)も視野に考えていかなければなりません。
いずれにしても、大好きなダンスができるように復帰できることを心から願っています。
最近のコメント