BFI研究会特別講演【BFIとは何か?】大盛況にて次のステージへ

BFI研究会 案内

H30年4月22日(日)に夏を思わせる天候の中、さいたま市の大宮ソニックシティにてBFI研究会による特別講演が開催されました。

その模様を記録していきます。

結論を申し上げると、今までの常識は全く意味がないんだと強烈に感じました。

これまでは、わかる人にだけ伝わればいいと思っていましたが、そんな次元の低いステージは終わりにして、日本中に仲間を増やしていきたいと思うようになりました。

 

脳と皮膚の仕組みには痛み・しびれだけじゃなく、様々な体調不良改善のヒントが隠されている

BFIは当初、痛み・しびれ(特にCRPS)をいかに改善させるかという目的で開発されていました。

CRPS

その過程で脳と皮膚のもつメカニズムに着目し、その結果様々な症状に応用できるようになってきました。

 

今回の講演会で、まず出てきたキーワードは【気圧】です。

よく言われている、気象病(天気痛)に関係するものとして、気温・湿度・気圧がありますが、特に気圧について重点的に解説されていました。

この気圧が人間の関節に及ぼす影響が凄かったのは参加された方ならお分かりだと思います。

気圧の変化で膨れた体

 

この気圧を感知しているのはどこなのか?

それは、特にヒトの体表にある有毛皮膚です。

この皮膚がキャッチした情報は脳へと伝えられ、その情報処理に大きなエネルギーを消費しすぎてしまうと脳疲労が溢れてしまい、身体や心に症状として知らせてくれているという、ある意味ありがたいサインなんだと受け止めることができると。

脳疲労のサイン

 

こういった気圧を含めた外部からの情報を完全に遮断する事はできないので、いかに脳疲労を軽減できるかが体調不良改善のカギになってきますね。

 

やはり身体に対する刺激が強いのはダメ!  やさしい刺激こそが純粋な効果としては高い

痛みやしびれ、その他の症状に対するアプローチとして、ほとんどの行為は皮膚を介して行われています。

その際の刺激量は、弱い方がいいというものでした。

なかでもCRPSという状態においては、僅かな痛みも感じさせてはいけないし、場合によっては触ってもいけないという、ガッツリ系が好きな人にとっては目ん玉飛び出るくらいの衝撃でしょうね。

そもそも、CRPSの患者さんを診たことがなければ想像もできないでしょう。

いずれにしても強い刺激で得られるのは満足感だけであって、決して脳疲労の回復には繋がらないんです。

 

やさしい刺激だけじゃなく、直接触れなくても反応する身体の不思議  その謎は『準静電界』が解き明かす

さすがの僕も、以前は【触らずに改善する】という意味がサッパリわかりませんでした。  だって怪しさ全開じゃないですか(笑)

多くの方がそうだと思うんですけど、自分の知らない事って取り敢えず疑いますよね?

その疑いを解消する為に勉強していくと、疑いが⇒「反応して当然だよね」と変わることがあります。

 

ここでちょっと想像してみましょう。

江戸時代の人に、『江戸から大阪まで3時間で行く』『人間が空を飛ぶ』って言ったって誰も信じませんよ。

でも現代に生きていれば、そんなのは当たり前の事です。 むしろ、なくちゃ困る。

このように前提となる情報を知らないと反発するけど、知ってしまうと全く疑問に思う事もなくなるって事は良くありますね。

 

そこで、ガッツリ触らなくても症状が改善する秘密に【準静電界】というキーワードが出てくるのです。

準静電界とは? 日経電子版でそのヒントが解説されています。

準静電界の事は知らなくても、すでに我々の日常生活にも実用化されているものだってあるんですよ。

 

確証バイアスという大きな壁を取り払う

一つの方法に固執してしまうと、別の方法について情報が入ったとしても無意識にスルーするか、明らかに敵意を剥き出しにする人もいます。

これは医療に限らず、どこの世界でも起こり得ることですね。

要するに、自分がやってきたこと、信じてることを否定されるのは許せないんです。

今まで培ってきたきたものが崩れ去るのが怖くてしょうがないんです。

それをなんとかして守ろうとするのは生存本能に組み込まれているので気持ちはわからなくないんですが、それが患者さんにとって不利益になるのであれば、そんなプライドは捨てるべきです。

 

長年の理論でやってきた結果、痛みを抱える患者さんは増え続けています。

患者さんで画像診断に疑問を感じている方は増えていますし、そろそろ本気で検討する時代になってきてるということですね。

 

脳という複雑系を相手にしている以上、今後も技術のアップデートは終わらない

症状がどこにあるにせよ、最大の施術対象が脳である以上「この通りにやったら良くなりますよ」という訳にはいきません。

決まった動作を教えられてそのまま実行してる方が楽なので、ゴールのない探求って人によってはしんどいでしょうね。

BFIの技術は、開発当初と比べたらだいぶ変わってます。

それは、脳が相手なので避けて通れません。

なぜかというと、ヒトはA=B といった単純な仕組みで成り立っている訳ではないからです。

患者さんによって反応の仕方は違うので、受けてる方は同じに感じても、施術している方は接触の程度やスピードなど変化させています。

このように、技術というものは常に最善を求めて進化しなくてはいけません。

脳という複雑系を対象にするなら、なおさらの事です。

という訳で、BFI研究会は常識を壊しつつ進化していきます!

 

まとめ

気圧という目に見えないものが、身体(特に関節)に及ぼす影響は計り知れない。

その情報は脳に伝達され、脳疲労の蓄積が痛みやしびれ、その他の症状としてサインを出してくる。

準静電界という、これまた目に見えないものを上手に使うことで、リスクを最小限に抑えつつ症状を改善に導くことができてくるはず。

ひとつの事に固執せず、BFI研究会は日本中に笑顔を増やしていきます!

 

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