ストレートネックが肩こりや頭痛の原因だって言われて凹んでる人に捧げます

キリン

スマホやパソコンのやり過ぎで首の骨の角度が真っすぐになってしまい、様々な症状を出すと言われているストレートネックですが、整形外科勤務時代の経験も合わせて実際どうなのかを書いていきます。

近年急増しているといわれるストレートネック! 本当にそれが原因なのか?

病院で首のレントゲンを撮ってストレートネックと診断される患者さんが急増しているそうです。

人の背骨(首~腰)の骨は横から見た時に生理的湾曲といってS字状にカーブしていて、その内、首の骨は7個あり前弯といって前にカーブしているのが正常となっています。

頚椎 骨格模型

 

その前弯がなくなり真っすぐになっているものをストレートネックと呼んでいます。

パソコンやスマホの普及が原因だと言われてますね。
ただ、身体の負担でいえば何をするにも人力だった昔の人たちの方がはるかに重労働だったでしょう。

あくまで状態を指しての名前であって、正式な病名ではないという事です。(肩こりが病名じゃないのと一緒)

 

結論から言うと・・「だから、何?」って感じです。

首の骨が真っすぐになってしまった要因は何かしらあるでしょう。
レントゲンの撮り方にもよります。(実はこれが意外と多い)

だからといって症状の有無とは関係ありません。
ストレートネックの状態でも無症状の人だっています。

頚痛や肩凝りを感じる人が増えるような背景のある現代社会では患者数も増えるでしょうし、それだけレントゲンを撮る枚数も増え、結果的にストレートネックという状態の人がいるのも必然かもしれません。

 

頭痛・肩こりなども関係ない

まず、病院に行くからには何かしらの困った症状があるからですが、多いのが首の痛み・肩こり・頭痛などでしょう。

首痛

 

そこで医師から「首の骨が真っすぐだ」なんて言われたらなんか怖くなりますよね?

稀に原因がわかって安心したっていう方もいるでしょうが。

 

365日24時間ずっとツライということならまだ話はわかりますが、多くの方は楽な日もある・1日の中でも楽な時間があるという場合もあるでしょう。

その楽な時はストレートネックが正常なカーブにもどっているのでしょうか?

そんな短時間で骨格が変わるなんて現実には考えられません。

要は、症状があってレントゲンを撮ったら首が真っすぐに写ったというだけなんですが、目に見えるかたちで医師から説明を受けてしまうと、その印象が強くてその呪縛から逃れられない方がいます。

肩こりから頭痛という症状はあります。

ありますが・・・ハッキリ言います

それダメ

それとストレートネックは関係ありません!

 

症状が良くなった人には何が起きたのか?

首周辺の症状を抱え、ストレートネックと診断され様々な治療法を試したり自分で調べて色々試したりって方は多いかと思います。

その結果、症状が改善した方も多くいることでしょう。
良くなった方には何が起きたのでしょうか?

 

真っすぐだった首の骨が理想的なカーブになったから?

まぁ中にはそういった例も存在する可能性はゼロじゃないでしょうが、良くなった後にレントゲンで確認したって方は少ないと思います。

僕の整形外科勤務時代にそういった経過を追った症例はありません。

 

なかなか良くならないからレントゲンを撮る事はあっても、良くなった後に撮るなんてことをやっている病院がどれだけあるのか?
あったとしたらとても素晴らしいことだと思います。(被爆の問題は別にして・・)

どんな方法であれ、症状が良くなったらうれしいですよね?

つらい症状が良くなったら、真っすぐだった首の骨のことなんか忘れちゃうと思いませんか?

そう! たとえ首の骨が真っすぐだとしても症状がなければそれでいいのです。

真っすぐだってことを頭から消しちゃえばいいんです。

 

この辺が理解できると現在症状で苦しんでる方も、きっと前向きになれると思っています。

ストレッチだとか矯正だとか枕だとか、ストレートネックの解消法として様々な方法が紹介されています。

結局、相性というか自分がどれだけ「これで良くなりそう」って思えるかが重要なんですね。

テレビでやってた・雑誌に載ってた・体験談の評判が良かった・・・何でもいいんです。

 

脳(感情)がどれだけポジティブに捉えるか

これが大事なんです!

 

身体をいじってもストレッチをしても良くならない人はどうしたら改善するのか?

ストレートネックに対して効果があるという方法は調べればたくさん出てきます。

頚椎に対するアプローチ

ほとんどは肉体にアプローチしていくものですが、いくら身体を正そうとしても良くならない方が多く存在します。

そういった方にはストレートネックに対する概念を変えてみる事をおすすめします。

 

概念を変えるとはどういうことか?

現代の整形外科では、ストレートネックに限らず身体の痛みは骨や軟骨の形の異常が原因だと考えられています。

しかし、最新の痛みの研究では必ずしも画像上の異常と症状は一致しないという事がわかってきています。

骨が潰れていようが、軟骨がすり減っていようが痛みのない人は大勢いることがわかっているんです。

実際の現場でもそんな症例を何度診てきたことか・・

ストレートネックだって例外ではないのです。

首の痛み・頭痛・めまいなどの症状が出るということは、脳(こころ・感情の捻れ)が存在しているはずです。

 

ストレートネックと言われてショックを受け、なかなか良くならないと不安になる。
それでは余計に脳は誤作動を起こしてしまいます。

少なくとも骨が真っすぐでも症状とは関係ないんだと本気で信じて下さい。

そこの不安がなくなるだけでも楽になるはずです。

その上で当院が行っている身体に無理な力を加えずに脳の働きを改善する方法が最善だと思います。

 

まとめ

形の異常は痛みの原因ではないので、ストレートネックと言われても安心していいんです。

身体にアプローチをしても改善しない場合は概念を変えるだけで改善することが多いんです。

「なんとかしてくれ~」って方はマナ整体ラボをご利用ください。

 

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