なかなか変化のなかった痛みが、『ある事』をした翌日に急に改善し始めたんです。
その秘密を知ったら、無闇に暴力的な施術を受ける必要がないという事がご理解いただけるでしょう!
目次
庭で草取りをしていて腰を捻った
82歳 男性
自宅の庭の草取りをしていて立ち上がった時に痛みが出た。
そのうち治るだろうと10日間様子を見ていたが、一向に改善がないため来院されました。
症状
・立ち上がる時の痛み
・寝返りの時の痛み
・歩く時の痛み
説明
草取りで痛めたのであれば、少し時間は経っててもきちんと改善する。⇐この時はすぐに解決すると思ってました。
立ち上がりや寝返りの痛みが改善するまでの経過
やはり、動いた時の痛みは順調に改善し、5日程で問題なく動けるようになりました。
ここまでは予想通りです。
しかし、朝起きてからの30分位は痛くて歩くのも辛いという症状だけが残っていました。
痛くなってからできるだけ早めに施術を開始した方がいいとは思いますが、今回のように時間が経ってからでも、よほど変な施術をしなければ問題なく改善するものなんです。
感情を吐き出した事によって一気に腰の痛みが軽減
普段の動作時痛が改善してからも、10日程は起床後の症状は全く変わりませんでした。
ベッド上での動きも問題ないし、「何でだろう? そんなはずはない。」という思いはありました。
今日は良くなってるだろうと思いながらも、平行線を辿るばかり。
内科的な疾患もないし、何かあるはずと感じていましたが、「別に何もない」との返答。
それが急に患者さんの方からお話をして下さいました。
詳細は伏せますが、ご家族の病気により色々な負担が増えたそうです。
翌日に来院された時点で、朝の痛みは半分以下になってました。
僕には、この経過がただのタイミングだとは思えません。
あれだけ変わらなかった痛みが1日でこれだけ変化したんです。
抑圧していた感情を吐き出した事によって、部分的にでも解放できたのでしょう。
患者さんとしては、そういった事と腰の痛みが関係してるなんて思ってもいなかったので当初は話にも出なかったんだと思ってます。
こういった事は経験した方もいるんじゃないでしょうか。
脳(感情・思考)からくる痛みに余計な刺激は逆効果のこともある
正直、痛みの原因やら分類を深いところで理解するのは難しいとは感じてます。
本当に重要ないくつかの事を覚えていただければ、それだけでいろんな事が解決していくと思ってます。
そもそも、筋肉・骨・神経が痛みの根本原因ではないのでアプローチの必要はない
以前は痛みの原因として骨の変形や神経の圧迫が言われていました。(現在でも言ってますが・・・)
しかし、現在では痛みの専門家の間で、それは既に過去のものとなっています。
先ほど挙げた骨の変形や神経の圧迫で痛みが出るというのは、多くの研究で否定されてきています。
高性能の画像診断の普及によって1990年代から脊柱管狭窄症が増加したが、100名の脊柱管狭窄症患者(平均年齢59歳)の臨床症状と画像所見(単純X線撮影・脊髄造影・CT)を比較した結果、両者間に関連性は見出せなかった。http://1.usa.gov/RxEUW4
脊柱管狭窄症の画像所見は臨床症状と関連性のないことが明らかとなったわけですが、興味深いのは、両側性の症状を訴えたのは42%に過ぎないのに、画像所見では患者の89%が両側性の狭窄変化が認められた点です。画像検査が増えるに従って今後も新たな病名と患者が増えていくことでしょう。となれば必然的に手術件数も増えることになります。
~TMSジャパン公式ブログ~ より引用
ということは、原因でない部分を手術で取ったところで意味はないんです。
「神経根を圧迫するとその神経に沿って痛みやしびれが生じる」という生理学は存在しません。
脊椎外科医はこれを神経根症と誤診するんですよね。そしてしなくてもよい手術をする。
麻痺は存在するのか? 私は診たことがありません。麻痺とは痛み・しびれ(ジンジン)とは逆の現象です。無感覚(知覚鈍麻)、運動麻痺です。
~加茂整形外科ブログ~ より引用
なかには手術で改善したという方も実在しますが、それすらも脳の仕業だったりします。
・神経を圧迫してる部分を取ったんだから良くなるはずだ。
・有名な医師に手術してもらったんだから大丈夫だ。
・テレビに出てる先生に治療してもらってるんだから安心だ。
・いい口コミが多いから腕も良いんだろう。
などと、脳がポジティブに受け取れば結果が良くなる事があります。⇐これをプラセボといいます。
このプラセボでも改善しない方こそ、きちんとした説明・施術が必要となってくるのです。
その一端を担っているのが、当院でありBFI研究会だと自負しています。
何年も改善しない・どんな治療を受けても良くならない方こそ松伏町のマナ接骨院へ
手術を例に出しましたが、何もそれだけではありません。
・注射
・強烈な揉みほぐし
・骨盤矯正
・○○剥がし
等、身体に何かしらの刺激を与えたところで、あなたにとって純粋な効果があるかは別問題なんです。
やってもらった感があると、一時的に良くなった気になりますが、あなたが本当に求めているのはそんな表面的な事ですか?
変化がないならまだしも、余計に痛みが強くなるようではあなたの脳(無意識)はその刺激を拒否しているってことです。
まわりの情報に振り回されず、冷静な目で見極めてくださいね。
まとめ
腰を捻った事による痛みだけであれば、早期改善が可能です。
そこに、今回のような脳疲労に繋がる事が絡んでくると少し複雑な経過を辿ることが多くなります。
それらをきちんと見極められるのは、【脳と痛みの関係】を熟知しているセラピストだけだと強く感じてます。
本来必要のない強い刺激での施術で改善のない方はマナ接骨院やBFI研究会にお問い合わせください。
もちろん、そういった施術で改善している方はそのまま継続していいです。
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