膝のケガ  CRPS症状を併発した症例に対するプライトン固定

膝 CRPS

膝のケガでマナ接骨院に来院された患者さん

71歳  男性  無職

自宅の庭で脚立に乗ったり下りたりをしていてバランスを崩して捻ってケガをしました。

ケガといっても直後は、ほとんど気にならない程度の痛みだったそうです。

その日の夜中にトイレに起き、その時になって症状が増悪していたと。

 

院内での様子

椅子から立ち上がるのも一苦労、歩くのも足を引きずって診察室に入って来ました。

膝を診てみると腫れが強く出ており、熱をもっていました。

腫れは膝全体におよび、お皿の骨の前にもいわゆる水が溜まっているいる状態(膝蓋前滑液包炎)でした。

 

膝の外観 内側 内側から見たところ

 

 

膝の外観 外側 外側から見たところ

 

椅子に座って話を聞いている時もズキズキ痛むとおっしゃってました。

膝のケガに対する処置はどうしたか?

痛み・腫れが強いためプライトンを前面から当て包帯で固定し、なるべく両側松葉杖で歩いてもらえるようにお渡ししました。

膝の全面プライトン 正面 膝の前プライトン 側面膝の全面プライトン 固定後

なぜ固定材料にプライトンを選んだのかは固定材料にアルケア社のプライトンを選ぶ理由を読んでいただければご理解いただけると思います。

 

なぜ時間が経ってから症状がひどくなったのか?

今回の症例はケガをしてから何時間も経ってから痛みが強く出てきました。

それまでは普通に生活していたそうです。

 

僕はケガをした時の状況や症状がひどくなるまでのタイムラグ、ひどくなったのに気づいたのがトイレに起きた時という設定が腑に落ちなかったので、ちょっと深くお話を聞いていきました。

すると…詳しくは書けないのですが、今年に入ってから良くない事が何件かあり、その処理がまだ続いているという状況。

ずばり、BFI研究会がいうところのソフトペインが大部分を占めるハイブリッドペインそのものです

痛みの分類に新提起を  従来の枠に収まらない痛みとは?

割合でいうと、ケガのハードペイン 1 : ソフトペイン 9

と確信をもってます。

初診以降の症状の経過

初診から3日後に2回目の来院。

初診の日は処置後、旅行に行ったが夕方には痛みがかなり軽減し、せっかくの旅行なので温泉にも入れたと喜んでもらえました。

 

2回目の来院の前日の夕方にまた少し痛みが出た様子。

ただ、痛みがだいぶ軽減しているので歩く様子も良くなってました。

膝の怪我の経過 正面膝の怪我の経過 内側膝の怪我の経過 外側

 

腫れが残っている

熱はないが、皮膚の色調が気になる

固定継続  松葉杖返却

 

翌日に3回目の来院

安静時の痛みは無し。

立ち上がる時の痛みがある。

 

こういったケガは生まれて初めてなので不安がある様子。

膝のCRPS症状 正面 膝のCRPS症状 側面

 

お皿の骨の前にあった腫れはかなり小さくなってました。

皮膚の色調は良くない。 ソフトペインによるCRPS症状によるもの。

鑑別として蜂窩織炎も念頭に入れておく。

BFI療法を合わせて施術

固定継続

 

その後1週間来院なし

気になったので電話で様子を聞いたところ、すっかり痛みはなくなったと。

少し腫れてる感じはするらしい。

 

痛みはともかく、腫れと皮膚の感じが気になるのでもう1度診せてもらうようお願いはしたがその後も来院なく中止となった。

まとめ

ケガそのものの程度は軽くても、ソフトペインが絡んでくると思いもよらない症状が出てくる。

そこを知らずに診ていると、余計な検査や刺激の介入で悪化させてしまう可能性が高くなってしまいます。

ニューロフィクスという概念で固定を考えることが非常に大事なんですよね。

 

BFI療法で施術した結果急速に良くなったのか、単純に時間の経過で良くなったのかは同時に比較できるものではないので難しいが、経験上前者であると思っている。

実質1週間程で改善したので、初診の状態からしたら早かったのではないかと思います。

できれば最後まで経過を追ってみたかったが、患者さんが良くなったので次につながる症例となりました。

 

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